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ザ・ファシリテーター

ザ・ファシリテーター
森 時彦
ザ・ファシリテーター
定価: ¥ 1,680
販売価格: ¥ 1,680
人気ランキング: 1374位
おすすめ度:
発売日: 2004-11-12
発売元: ダイヤモンド社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

素直に解説本を読んだ方が良い
出版のタイミングとしては2004年という、まだファシリテーションという言葉が
それほど市民権を得ていないときに、出された渾身の作。
の割には、ストーリー仕立てにしてしまったせいで、現場の生々しさ、泥臭さ、
臨場感が薄く、カタカナ用語連発の抜擢リーダーに最初は抵抗する古手もそのうち…
というご都合主義的な展開は、なんだかなぁとため息をつきたくなります。
本気でファシリテーションを身に付けて、会議だけではなく、様々な場で
活かしたいと考えているならば、素直に堀氏などの解説本を読んだ方が良いと
思います。変化球好みなら止めませんが。

ファシリテーションとリーダーシップ
仕事上の必要があって、ファシリテーション関係の本を漁っているなかで手に取った。
著者は日本ファシリテーション協会の理事で、日本GEの元役員だそうだ。

本書は小説仕立てになっていて、あるメーカーが企業変革を目指して事業再編に取り組むという物語のなかでファシリテーションの方法、効果を学べる点がおもしろい。

コンサルタントがビジネスの方法論を小説仕立てでレクチャーする試みは決して珍しくはないが、小説としての完成度が低いと途中から退屈してしまって最後まで読み切れないことも多い。ところが本書は著者のメーカー経営者としての経験がベースにあるためか、物語の芯がリアルでしっかりしている。だから、企業経営の難局にあたって、社員・役員が一体感をもって目標に取り組む過程で、ファシリテーションがどのように効果を発揮するのかがよく理解できる。

「ファシリテーション」を会議技法にとどまらず、グループワーク、リーダシップ論にまで拡大しているのが類書とのもっとも大きな違いである。ファシリタティブ・リーダーとディレクティブ・リーダーという解釈は本書で初めて読んだ。

城山三郎や山崎豊子のような本職の企業小説にはもちろん及ばないが、筆力もわりといい線をいっているのではないだろうか。350ページでやや厚めながら、一気に読める。

ストーリー伝達の魅力
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レビューは【メリット】・【デメリット】・【引用】で構成されています。
引用数に基づき評価を与えています。
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【メリット】:ファシリテーションの『技術』を流れの中で楽しく知ることができる

【デメリット】:自分も含めて、分かりやすいゆえに「分かった」つもりになってしまう危険性がある

組織は、形成(フォーミング)された後、すぐに機能(パーフォーミング)しはじめるのではなく、その前に、ストーミング(混乱・対立)があり、ノーミング(統一)が進んではじめて機能しはじめる(P17)

普通、人間は『受容懸念』を、できるだけ隠そうとします。しかし、実は隠すことによって『受容』を遅らせているのです。むしろ、懸念を言語化し、表面化させることで、解消するほうが近道なのです。仮称されると信頼関係が生まれやすくなります。(P58)

あるべき姿を妨げている『力』。(中略)現状をつくり出しているフォース、『力』、それを書き出してほしいのです。これをフォース・フィールド・アナリシスと言います。(P233)



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